<<ラーメン・試行錯誤の麺づくり>>
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1:計量
小麦粉400gを先に計量します。次にかん水を計量し、水を加え
設定した加水率にします。最後に塩を加えます。
今回の加水率は44%です
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最近は加水率を43%で通してきましたが、若干伸しやすくしようと考えました。
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塩も、いつもの1%からやや多めの1.5%です。かん水の比率をいつもより少なくしているので、塩を増やしておきます。 |
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2:水回し
水回しの終わった状態です。いつもよりも加水率が1%多いですが、しっとり
感がかなり違います。
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3:荒捏ね
荒捏ねの終わった状態です。まだ、白い星と呼ばれる部分が残っています。この後足踏みにはいります。
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4:足踏み終了・寝かせ
足踏み、たたみ、足踏みを三回繰り返します。しっとりとして伸びが良く、キレイにまとまりました。
このまま、30分寝かせます。 |
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5:のし始め
のしは一度に伸すとグルテンがちぎれるので細かく分けて行います。1回目はこのぐらいにしておきます。 |
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6:寝かせ
一気にのばすとグルテンが切れるので、途中で7〜8分ぐらいずつ寝かせます。 |
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7:のし二回目
のしの二回目です。このぐらいの量(小麦粉400g)ですと一度に伸すと
幅は縦横とも3〜5cm以上は伸ばさないようにします。無理に伸ばすとグルテン
のちぎれるが出てくるので注意が必要です。 |
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8:寝かせ三回目
三回目の寝かせを行います。時間はやはり7〜8分です。 |
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9:のし四回目
のしの四回目です。だいぶ大きくなってきました。手前ののし棒は30cmの小さい物です。 |
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10:
寝かせ四回目、五回目
時間はやはり7〜8分です。だんだん大きくなっていきます。
五回目の寝かせの後さらに伸して、麺きりに入ります。 |
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11:麺切り
のし終わった生地を4枚にたたんで切ります。包丁の感触は、捏ねているときや足踏みの時の弾力とほぼ一致します。
腰のない麺は切りやすく、弾力・腰のある麺は力がいります。
この麺はわりと切りやすい方です。しっとりとしています。 |
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12:切り終わり
切り終わりました。このまま、半日寝かせて熟成させます。 |
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13:できあがり
試行錯誤の「ゆきちから」ラーメンのできあがりです。麺の味を確かめればいいので今日は,、韓国のりとネギだけです。
いつもの醤油味です。 |
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<感想> |
麺うちの段階では、無理に伸ばさずグルテンの伸び具合に任せて、少しずつこまめに伸ばしました。加水率をいつもより1%多くしたので、やや柔らかくしっとり感が増えています。
塩も0.5%だけ多くしましたが、硬くなり過ぎずに伸びを良くすることを狙っています。さらに、茹でるお湯にうどんをまねて、食酢を大さじ一杯垂らしてみました。
結果は残念ながらあまり違いを感じられませんでした。何が違うのか、捏ね方・かん水・原料である小麦粉の性質などによって違いがあるのでしょうが、いまだにつかめないでいます。
いろいろな資料を見ても、なるほどと思うような答えは見つかりません。
「ゆきちから」は間違いなく良い小麦粉ですが、始めの頃に戻って「カメリア」と薄力粉のブレンドも再度確認してみます。
麺づくりは「生そば」だけでなく、どの麺も奥が深く難しいと感じます。あきらめてはいられません。納得のいく麺が出来るまでは…。 |
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