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マダラの解体・悪戦苦闘編

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  さかなをおろすことは時々やりますが、今回のマダラは重さ10kg以上のかなり大物なので、下ろすと言うよりは解体です。 今年はあまり採れていないというように聞いていましたが、体長約90センチのこのマダラは タラコ入りのメスで思っていたよりかなり安く買えました。

 魚の調理はいろいろと長い間やっていますが、好きでやっているだけで、特別習ったわけではありません。このタラの解体も同様です。あくまでも自己流ですのでご勘弁を…。

大物マダラ

体長約90cm、大物マダラに挑戦します

  

 買ってきたのは「八食センター」です。「八食センター」はB1グランプリ発祥の地としても知られている、水産都市八戸の「おさかな市場」です。

八食センター」→

新幹線八戸駅からバスが出ています。

いろいろなお魚が買える八食センター

マダラの生態

   

  日本で採れるタラの中では最も大きい魚で体長1メートル以上体重は20kg以上になる。夏は深海に近い深場にいるが、冬になると浅場に移動してくる。冬の魚として知られています。また、メスよりはオスの方が高い魚です。

タラ料理

   

 ご存じ何でも出来る白身魚の代表格です。捨てるところのない魚でアラも、アラ汁などに出来ますし、郷土料理ではじゃっぱ汁などがあります。

 そのほかにホイル焼き・フライ・ムニエル・酒蒸しなど多数。

 参考→ みんなのきょうの料理 たら料理レシピ

 

<<マダラの解体・悪戦苦闘編>> 準備(今回の場合)
材料 マダラ大一匹  
道具 まな板(大きければまた良し)  
  出刃包丁 ナタ
  金のこ 切り身を入れる容器(多めに)
  状況により軍手

 

<<マダラの解体・悪戦苦闘編>> 

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ふっとちょタラ

1:大物マダラ

  刺身に出来ると表示されていた子持ちマダラです。体長は約90センチあります。おなかがたらこで大きくふくらんでいます。

このタラは釣り物です

2:このマダラは釣り物です

  このマダラは地元で採れた釣り物です。釣り物の魚はたいてい針が残っています。簡単には外れない事が多いので、けがをしないように注意しながら作業します。針は解体の途中で外します。

ウロコを取ります。

3:始めにうろこを取ります。

  タラには細かいウロコがあります。アラも身も皮を付けたまま調理しますので、出来るだけウロコは取り除きます。鯛などのようにウロコが荒いわけではないので、出刃包丁を使い 軽く当てて身が崩れたり傷つかないようにしました。

おなかを開きます

4:おなかを開いて

  ウロコ取りが終わったので、まず出刃包丁でおなかを開きます。開いたらタラコ、内臓などを丁寧に取り出します。タラは他の魚より臭いの強い魚ですが、内臓を壊すと特にひどくなります。どの魚でもそうですが、臭い対策には内臓を壊さない事です。

 

5:たらこ

  タラコが採れました。これだけでおおよそ2kgぐらいでしょうか。これを六個に切り分けておきます。それでも一個がスーパーの1パック分ぐらいありました。

タラコを取り出しました。
 
アラ汁に使います

6:きも

 アラ汁には欠かせない部位です。これがあるとないでは味が違ってきます。これは後で切り分けます。

 

7:おなかがカラになった

  地方によってはそのほかの内臓も食べるようですが、我が家ではタラコと肝臓だけで充分です。いらない内臓も傷つけないように取り出します。

内臓がナイゾウ?
エラも取りました

8:エラを取る

  専門家や上手な人は、内臓とエラを同時に取れるようですが、そこまでの腕はありませんのでエラだけは後から取ります。ここまでの作業は全部出刃包丁です。

このアラを細かく切り分けます

9:アラの集団

  あたまを切り、さらに半分にしてえらぶたも切りました。タラは元々頭の大きい魚ですが、これぐらいのタラだと出刃包丁では太刀打ちできない部分も出てきます。切りにくい部分はナタか金のこを使います。

食べやすい大きさに切ります

10:アラを切る

 鍋に入れる大きさにアラを切ります。ここでのアラは頭とかまです。

アラの写真

11:アラ汁約2回分

  頭とかまのぶつ切りが終わりました。これで我が家では約2回分の量になります。あとでひれや骨のアラも出てくるのでそれが終わってから1回分ずつ取り分けます。

   
身を下ろします

12:三枚おろし

  身の部分を三枚に下ろします。たらは太くかなり硬い骨です。形も鮭やイワシのように扁平ではないので、下ろしにくさもあります。

三枚おろし、それほど得意ではありませんが

13:三枚おろし-2

  まず背中側から包丁を入れます。背びれの近くから包丁に骨を感じるように入れていきます。

 

身を崩さないように気をつけて

14:三枚おろし-3

 背骨まで到達すると包丁が進みにくくなりました。身を崩さないように慎重に切ります。

 

中骨も切ります

15:三枚おろし-4

  三枚おろし完了。両側の身と中骨・腹部分に分けました。きれいに並んでいませんが、周りが狭く広げきれません。

16:アラを切る

  中骨など新たに出てきたアラを切ります。骨が太いので、ナタ・金のこを使いました。ナタですと強くたたかなければならなくご近所迷惑になる事もあります。また、汁が飛び散る事も難点です。金のこはアラ切りにはかなり有効です。それほど力もいらず、身を切るときのように崩れる事も気にしないで済みます。

アラがたっぷり

17:アラ完了

 アラが切り終わりました。鍋の大きさに合わせて五回分に分割しておきます。

 

18:フライ用に切る

  身の部分を食べるサイズに切ります。フライまたはホイル焼き用として適当なサイズにしておきます。

 今回のタラ一匹で、

・アラ汁5回分

・子入りなどに使うタラコ6回分

・フライまたはホイル焼き6回分

になりました。

 料理一回に使うタラの代金は約200円とかなりお得です。汗をかきかき2時間半の悪戦苦闘もムダではないと実感しました。

身を食べるサイズに切ります。

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